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やすつんの闘病日記<3/22-28>


2001年3月22日 (21日の結果) 元気  今日から骨髄移植のプログラムが開始された。
 手始めに現在の骨髄液の成分を分析するため、骨髄穿刺(マルク)をした。 腰骨の中にある骨髄を抜き取るため、 麻酔(これもチクチクして痛い)してから太い針をぶっ刺す。 骨髄が抜き取られる瞬間、ウッと声を出すほどの痛みがはしる。 特に今日はたくさん取られたので格別に痛かった。 これは何回やられても慣れない。
 また、薬も今日から増えた。 特にバンコマイシンという薬は、 水で溶かしたりなどセッティングするのが大変で、しかも苦い。

2001年3月23日
元気  今日は何の検査もなく、暇だった。
 尿の量が徐々に少なくなってきているので、 先生に脅かされない為に水をたくさん飲まなくては。。。

2001年3月24日 元気  今日は採血があり、結果は上記の通り、前回とあまり変わらない。
 先生より、移植プログラムの詳細の説明があった。

2001年3月25日
不調  今日は朝から、調子が悪い。
 便も軟らかすぎだし、血圧も低かったし。。。

2001年3月26日
不調  今日はレントゲンと、心電図の検査を行った。
 既にどっちも経験済みなんだけど、 レントゲンを撮るとき息を吸ったまま撮っちゃったので、 もしかしたら写りが悪いかも知れない。。。

2001年3月27日 ちょっと回復  今日は、来週浴びる予定の放射線為に身体に目印を付けられた。
 頭、首、胴、腰、太股、脛の水平方向のサイズを測られ、 胸にもマーキングされた。 余計なところに放射線を浴びないためと言っていたけど、 胸は肺を保護するための処置と判るけど、 他のサイズは全身照射だからあまり関係ないんじゃないかな?

2001年3月28日
体調万全  今日は、中心静脈カテーテル挿入(CV)を行った。
 胸の鎖骨の裏にある静脈に点滴の管を繋げる作業である。 今までの治療で2回トライしているが、 先生との相性(?)が合わず失敗している。 特に前回は自分の体力が保たず失敗しているので、 今回も自分自身の体力が保つか心配だった。
ベット周りを片付け、布団もどかし、用意万端で挑んだ。 まずは麻酔をうつ。 皮下部分はそれほど痛くないのに、奥の方を麻酔されるとチクッと痛い。
 まんべんなく麻酔がかかると、仮差しがが始まる。 鎖骨の裏に静脈があり、その深さは人それぞれらしく、 手探り状態で場所を確認する。 いつもココでうまく見つけられず断念していた。 今回は2回ほどチクッと別のところを刺された感じで済み、 うまく場所を確認できたみたいだった。
 次に実際の管を差し込んだ。急に心臓がバクバクしてきた。 「もう少しだから、頑張って」っと言われたが、どう頑張ったらよいのだろう。 聞くと、 管を心臓の近くまで延ばしてからまた引き戻す動作をするためだと言う。 確かにすぐに心臓のバクバクはなくなった。 「3度目の正直ですね。」っと先生が言った。成功した。 手や首に入れられるのと違った変な感覚が残った。
 その後、母親と一緒に今回の移植の説明を受けた。 移植方法の他に、リスクについても一応、数字で示された。 一応っと言ったのは、移植の副作用や感染症は、 個人ごと異なるのでハッキリと起きる起きないと言えないためである。